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エスコン、北浜リアルティ買収で170億円借入 純資産維持の特約付き

エスコンは北浜リアルティの株式取得と既存債務の借り換えに向け、2033年10月を期限とする170億円のシンジケーション方式タームローン契約を締結。純資産の維持と2期連続の経常赤字回避を定める財務上の特約が付く

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月27日2分で読めるエスコン8892
下限を示す水平線の上に7年物の融資を表すブロックが積み重なり、担保として小さな不動産のトークンが添えられたイラスト

エスコン(8892)は、予定している北浜リアルティ(2026年8月1日に商号変更)の買収資金と既存借入金の借り換え資金に充てるため、170億円のシンジケーション方式タームローン契約を結んだ。適時開示によると、エスコンの取締役会は2026年10月27日に契約締結を決議した。

借入の内容

借入形態はシンジケーション方式のタームローンで、返済期限は2033年10月31日。借入実行日は、株式取得の完了を予定する2026年10月30日と同日となっている。金利は全銀協1カ月TIBORに0.60%を上乗せした水準。開示資料にはアレンジャー1行とジョイント・アレンジャー1行が記載されている。

同社の臨時報告書によると、貸出人は都市銀行をアレンジャーとし、都市銀行と信託銀行の計3金融機関で構成するシンジケート団となっている。

担保と財務上の特約

担保の内容については2つの開示書類で記載が異なる。臨時報告書は、予定している連結子会社が保有する仕掛販売用不動産、土地および建物を挙げている。一方、適時開示は、対象会社が保有する借入の見合いとなる不動産に対する抵当権仮登記の設定としている。

この借入には以下の2つの財務上の特約が付されている。

  • 2027年3月期末以降の各事業年度末における連結純資産を、2026年3月期末の純資産の75%相当額、または直近事業年度末の純資産の75%相当額のいずれか高い方の金額以上に維持すること。
  • 連結経常損益を2期連続で損失としないこと。

業績予想

エスコンによると、今回の借入は2026年4月24日に公表した通期業績予想に織り込み済みで、予想の変更はない。同社はこれに先立つ2026年3月19日の開示で、会社分割を伴う対象会社の株式取得を発表していた。適時開示と臨時報告書のいずれにも、取得価額や170億円のうち借り換えに充てる金額の割合は記載されていない。