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アクシウム、平河ヒューテック株10.36%に買い増し 30億〜50億円の自社株買い要求

アクシウム・キャピタルは平河ヒューテックへの保有割合を9.01%から10.36%に引き上げた。30億〜50億円の即時自社株買いと配当性向の30%から60%以上への引き上げを提案したとしている。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月27日2分で読める平河ヒューテック5821
円建ての帳簿の横で、大きな現金の塊と小さな株券の束を載せた天秤のイラスト。

2026年10月27日付の大量保有報告書の変更報告書によると、シンガポールの投資運用会社アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)による平河ヒューテック(5821)の株券等保有割合は、直前の報告書に記載された9.01%から10.36%に上昇した。報告義務発生日は10月20日で、提出事由は保有割合の1%以上の増加としている。

保有株数は、発行済株式総数1762万7800株のうち182万5835株。10月20日までの60日間の取得には、同日に市場内で取得した6万3900株(発行済株式の0.36%に相当)が含まれる。

アクシウムが提案したとする内容

変更報告書によると、アクシウムは東証プライム上場の同社に対し、30億〜50億円の自社株買いを即時実施するよう提案した。また、配当性向の方針を現状の30%から60%以上へ引き上げ、2026〜2030年度の中期経営計画期間中にネットキャッシュを解消する水準の株主還元を実施することも提案したとしている。

アクシウムは提案の理由として、平河ヒューテックが正当化しうる合理的な根拠のない過剰な財務余力を抱えていることを挙げている。変更報告書は、この点や戦略的な投資の抑制について、会長が約40年間にわたり社長・会長を務め続けてきたことによるガバナンス問題に起因するとしている。これらはアクシウムの見解だ。

アクシウムによると、第85回定時株主総会における会長の取締役再任議案に反対し、他の株主にも反対の議決権行使を推奨した。変更報告書には採決結果の記載はない。

保有目的と留意点

アクシウムは保有目的について、建設的対話に基づく長期的な純投資としている。一方で、株式の追加取得や、事業ポートフォリオ、ガバナンス、資本政策、上場に関する方針について重要提案行為などを行う可能性を留保している。変更報告書からは、取締役会が自社株買いを受け入れたかや、配当方針を変更したかは確認できない。

アクシウムは取得資金を40億6000万円と報告しており、そのほぼ全額が顧客資金だとしている。また、2026年4月1日付の無償割当てにより6万1080株を取得したとしている。