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名古屋銀行、満期保有目的債券で122億円の含み損を開示

名古屋銀行の満期保有目的の債券は9月末時点で帳簿価額1200億円を121億7200万円下回り、前期経常利益の43.3%に相当したが、同行は予想を据え置くとしている

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月27日2分で読める名古屋銀行8522
債券の束の横に、帳簿価額を示す高い棒グラフと時価を示す低い棒グラフが並び、その差額が強調表示されたイラスト。

名古屋銀行(東証プライム・名証プレミア:8522)は、2027年3月期第2四半期末における満期保有目的の債券の含み損が121億7200万円になったと発表した。同行の同四半期末は9月30日。

主な数値

対象となる債券の帳簿価額は1200億円、時価は1078億2700万円。開示資料では含み損を2026年3月期の2つの数値と比較しており、連結経常利益280億8100万円に対しては43.3%、親会社株主に帰属する当期純利益202億6900万円に対しては60.0%に相当する。

2026年9月末時点の満期保有目的の債券
金額は名古屋銀行の開示に基づく円建て表記。比率は2026年3月期実績に対する含み損の割合。
項目金額含み損の比率
帳簿価額1200億円—
時価1078億2700万円—
含み損121億7200万円—
2026年3月期の連結経常利益280億8100万円43.3%
2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益202億6900万円60.0%

同四半期末における同債券の含み益はなく、差引含み損益も121億7200万円の含み損となっている。

数値が意味すること・しないこと

この数値は帳簿価額と時価の差額である。同行によると、満期保有目的の債券のうち時価を合理的に算定できるものすべてを対象としており、同行の有価証券ポートフォリオ全体を示すものではない。

名古屋銀行は、本件による2027年3月期の業績予想および配当予想への影響はないとしている。また開示資料では、業績予想は発表日現在で入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績は異なる可能性があると付記している。

開示資料には、含み損の発生原因や債券の種類別の内訳、保有債券に関する今後の方針は記載されていない。