hololive VTuberフランチャイズを運営する東証グロース市場上場のカバー(5253)は9月24日、東京証券取引所に、2026年4月から9月までの中間期の利益予想を上方修正すると開示した。売上高予想は据え置いた。
同社が5月に公表した予想は、売上高222億7000万円、営業利益19億3000万円、経常利益19億3000万円、中間純利益13億5000万円だった。修正後の予想では、売上高は222億7000万円で据え置いた一方、営業利益は81.3%増の35億円、経常利益は76.2%増の34億円、中間純利益は70.4%増の23億円にそれぞれ引き上げた。1株当たり中間純利益の予想は20円56銭から35円03銭に引き上げた。比較すると、前年同期の実績は売上高217億5000万円、営業利益26億7000万円であり、新たな予想はこの水準を上回る。
| 項目 | 前回予想(2026年5月) | 修正予想(2026年9月) | 増減 | 前年同期(実績) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥22.27bn | ¥22.27bn | 変更なし | ¥21.75bn |
| 営業利益 | ¥1.93bn | ¥3.5bn | +81.3% | ¥2.67bn |
| 経常利益 | ¥1.93bn | ¥3.4bn | +76.2% | ¥2.67bn |
| 中間純利益 | ¥1.35bn | ¥2.3bn | +70.4% | ¥2.0bn |
| 1株当たり中間純利益(円) | ¥20.56 | ¥35.03 | +70.4% | ¥30.46 |
カバーは、今回の上方修正の理由として、提携先と共同運営するスマートフォンゲーム「hololive Dreams」(2026年7月にサービス開始)が期初の想定を上回る初速を記録したことを挙げた。ライセンス・タイアップ事業も計画を上回って推移しているという。
一方、マーチャンダイジング事業は状況が異なる。第1四半期の在庫不足やトレーディングカードゲーム関連商品を含む投入時期のずれにより、この事業は当初計画とは異なる進捗となった。これに伴う売上構成の変化は支出にも影響し、費用は当初予算を下回って推移している。同社は、ゲームおよびライセンス事業の好調と合わせ、これを利益が売上高の伸びを上回るペースで増加している理由として挙げている。
同社は通期予想については据え置いた。上半期の上振れ要因が下半期にどこまで及ぶかを現時点で合理的に算定することは困難であり、その持続性についても引き続き精査中としている。カバーは、足元の事業環境および業績動向は総じて堅調に推移していると認識しているとし、今後予想の修正が必要となった場合には速やかに公表するとしている。
