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千葉興業銀行、満期保有債券に197億円の含み損 予想は据え置き

千葉興業銀行が発表した9月末時点の満期保有目的債券の含み損は総額196億8500万円、含み益を差し引いた純額で196億8300万円となった。ただ、その他保有目的の有価証券の評価益がこれを上回っており、2027年3月期の業績予想と配当予想は据え置いた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月30日2分で読める千葉興業銀行8337
片方の皿に債券の束、もう片方の皿にそれより低いガラス製トークンの束が載った天秤。帳簿価額と時価の差を表している。

千葉興業銀行(東証:8337)は10月30日付の適時開示で、第2四半期末(9月30日)時点における満期保有目的の債券の含み損総額が196億8500万円になったと発表した。

集計の対象範囲

この数値は同行および連結子会社を対象とし、満期保有目的の債券のうち時価を合理的に算定できるものすべてを含めている。対象債券の帳簿価額は1108億6500万円、時価は911億7900万円。

同行は含み益の数値も開示した。同債券の含み益は200万円で、差し引きの含み損は196億8300万円となった。開示資料では含み損の総額と差引損益が別項目で記載されている。

比較と相殺

同行は196億8500万円の含み損を前期(2026年3月期)の利益と比較しており、連結経常利益127億1100万円の154.8%、親会社株主に帰属する当期純利益86億1200万円の228.5%に相当する。これらは規模を示すための同行の基準であり、自己資本比率などの健全性を測る指標ではない。

満期保有目的以外のその他保有目的の有価証券は、214億9200万円の評価益となった。満期保有目的債券の差引損益と合算した有価証券評価損益は18億900万円のプラスとなり、その他保有目的の有価証券の評価益が満期保有目的債券の含み損を上回った。

業績予想

同行は、本件による2027年3月期の業績予想および配当予想への影響はないとしている。予想は発表日現在で入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績は異なる可能性があるとしている。今回の開示は含み損に関するもので、実現損や自己資本からの控除は報告されていない。

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