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ビーピー・カストロール、ストーンピークへの売却完了で親会社異動 議決権64.9%は不変

10月30日にストーンピークへの売却が完了し、ビーピー・ピーエルシーはビーピー・カストロールの親会社から外れた。もっとも、東証上場の同社に対する64.9%の間接議決権保有比率は変わらず、bpブランド製品の販売も継続する予定。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月2日2分で読めるビーピー・カストロール5015
潤滑油缶の上に積み重なった資本関係を示すブロックの一つが横にずれ、親会社の異動を表しているイラスト。

ビーピー・カストロール(5015)の親会社が異動した。同社の臨時報告書によると、ビーピー・ピーエルシーがカストロール事業の持分65%を投資会社ストーンピークに売却する取引が英国時間2026年10月30日に実施された。これに伴い、ビーピー・ピーエルシーは東証上場の同社の親会社から外れた。

異動後の親会社の資本構成

買収主体は合弁会社のモーション・ジェーブイコ・リミテッドで、ストーンピーク・モーション・ホールドコ・リミテッドが65%、BPが設立した特別目的会社のビーピー・モーション・ホールディングス・リミテッドが35%を出資する。同合弁会社は現在、日本の子会社の上位に位置するカストロール・グループの持株会社の全株式を保有している。ビーピー・ピーエルシーは同合弁会社の35%を間接保有するものの、ビーピー・カストロールの親会社には該当しなくなり、モーション・ジェーブイコとストーンピーク・モーション・ホールドコが新たな親会社となった。

3つの比率とそれぞれの分母

65%はグローバル事業売却における比率であり、日本法人の持分比率とは異なる。ビーピー・ピーエルシーは2026年6月30日現在、ビーピー・カストロール株1489万5900株(株式所有比率64.8%、議決権所有比率64.9%)を間接保有していた。議決権所有比率は総議決権数22万9359個を基準としており、新たな親会社2社はいずれも14万8959個(64.9%)の間接保有を報告している。今回の報告内容は同一のカストロール系事業体の上位にある親会社の異動であり、少数株主を対象とする公開買付けではない。

ブランドライセンスと業績への影響

ビーピー・カストロールはビーピー・ピーエルシーから「bp」商標のライセンス供与を受けているが、この契約は今回の売却に伴い終了する。今後はサブライセンス権を持つカストロール・グループの企業が同商標をサブライセンス供与する。ビーピー・カストロールはこれに対応するため、2026年9月に既存のカストロールとのライセンス契約を改定しており、引き続きbpブランド製品の販売を継続する予定だ。同社は事業運営や業績への重要な影響はないと認識しており、開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。

同社は、モーション・ジェーブイコが開示対象の非上場の親会社等になると見込んでいる。カストロール・グループの持株会社とカストロール・リミテッドも引き続き非上場の親会社等に該当する。開示資料に売却額の記載はない。