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Audiostock、ライセンス収入と使用料収入の二本柱で東証グロースに上場

音源ライセンスプラットフォーム「Audiostock」を運営する岡山県のAudiostockは、3年前の営業損失から一転して営業利益率25.3%、収益15.1億円を達成し、2026年9月16日に東京証券取引所グロース市場に上場した。同社は今期、収益は16%成長する見通しだが、一時的な税制上の恩恵が解消することで純利益は25.6%減少すると見込んでいる。

2026年9月16日2分で読めるAudiostock Inc.(英語)621A
音源ライセンス・使用料プラットフォームを表す、画面上の音声波形と放送・ストリーミングのアイコンを細い線でつないだイラスト

音源ライセンスプラットフォーム「Audiostock」を運営する岡山県のAudiostock(東証:621A)は、2026年9月16日に東京証券取引所グロース市場に上場した。クリエイターがBGM、効果音、ナレーション音源をアップロードし、同社が著作権を管理して、動画、広告、ゲーム、放送コンテンツを制作する企業向けに利用権を販売している。

事業は2つの収益ラインで構成される。3つのサブスクリプションプランと単品販売に分かれるライセンス収入は、2025年9月期に8.8億円を計上した一方、JASRACやNexToneを通じて収集する放送使用料と、FMPJやMPAなど別の団体が管理する隣接権収入が6億円を加えた。合計収益は15.1億円に達し、前年比70%増となり、営業利益率は2年前の15.3%の損失から25.3%へと転じた。カタログには102万点を超える音源を収録し、クリエイターグループ数は4万件、ユーザーアカウント数は20.3万件を数える。ライセンス収入のうちサブスクリプションが82.2%を占め、法人向けプランの月次解約率はわずか0.5%にとどまる。

2026年9月期について、Audiostockは収益17.5億円(前年比16.3%増)、営業利益4.44億円(同16.6%増)を見込む一方、純利益は25.6%減の3.27億円になると予想する。同社はこの減益について、前年に計上した一時的な繰延税金資産の効果が解消される一方、課税所得の増加により当期の税負担が増える、税制上のタイミングによるものだと説明している。IPOによる調達資金8700万円は、広告費(4500万円)と、新規の営業、カスタマーサクセス、自社開発、内部管理の各人員に係る採用費および年間人件費(4200万円)に充てられる予定。同社は当期の配当を予定していない。