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焼肉運営会社、営業利益予想を20%下方修正 上期はコスト増が圧迫

東証上場の焼肉店運営会社は上期売上高が計画どおりだったが営業利益は予想を25.6%下回り、コスト増と消費者の節約志向を受け通期営業利益予想を25億円から20億円に下方修正した

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月5日2分で読めるあみやき亭2753
レストランの客席にある炭火のテーブルグリルと、トレーに載せた生の牛肉、その横に積まれた白紙の原価伝票

焼肉・グリル店を運営する東証上場のあみやき亭(2753)は、2026年9月までの6カ月間の売上高がほぼ計画どおりだった一方、利益は想定を大きく下回った。営業利益は8億4700万円で、予想の11億4000万円を25.6%下回った。同社は通期の営業利益予想を25億円から20億円に下方修正した。

売上高は計画並み、利益は未達

上期の売上高は199億6000万円で、4月3日に公表した予想の200億円を0.2%下回った。経常利益は予想を22.3%下回り、親会社株主に帰属する中間純利益は3億6200万円と、予想の6億5000万円に対して44.2%下回った。

会社側の説明はコスト要因だ。原材料価格の上昇や、人件費、物流費、水道光熱費など店舗運営コストの増加に加え、販売促進費が当初の想定を上回ったことを挙げている。これらで売上原価率と販売費及び一般管理費率がともに上昇した。決算短信によると、売上原価は82億9000万円(前年同期は73億円)、販売費及び一般管理費は108億2000万円(同98億5000万円)。

前年同期比では別の構図

前年同期と比べると、売上高は10.1%増えた一方、営業利益は9億8600万円から14.0%減った。純利益は5億4000万円から33.0%減った。グループの上期末の店舗数は、6店の出店と5店の撤退を経て311店となった。

減損損失は営業利益より下の項目

特別損失として計上した減損損失が、純利益が予想を下回った一因だと会社は説明している。決算短信では減損損失は1億8100万円で、前年同期の7900万円から増え、特別損失合計2億3000万円(前年同期は1億円)に含まれる。減損損失は営業利益より下の項目のため、営業利益の予想との差2億9200万円は、減損ではなく経常的な費用項目によるものだ。

新たな通期予想が示すもの

予想と実績の差異、修正後の通期見通し
会社予想と実績は2026年10月5日の開示に基づく。上期は2026年4~9月、通期は2027年3月まで。金額は表示用に丸めている
項目上期予想上期実績通期予想(修正前)通期予想(修正後)
売上高¥20.0bn¥19.96bn¥41.1bn¥41.06bn
営業利益¥1.14bn¥847mn¥2.5bn¥2.0bn
親会社株主に帰属する純利益¥650mn¥362mn¥1.45bn¥1.07bn

同社は、原材料費、人件費、物流費、水道光熱費、販売促進費の上昇が下期も続く見通しで、通期の利益も当初計画を下回るとしている。また、外部環境の不確実性や、飲食料品の値上げを受けた消費者の節約志向の高まりも業績に影響しているという。これは会社側の見方だ。

修正後の予想でも前期比では減益となる。営業利益は前期の22億1000万円から9.5%減、純利益は12億7000万円から15.8%減を見込む。通期の売上高予想は410億6000万円で、従来の411億円からほぼ変わらない。配当予想は据え置きで、年34円、うち中間は17円。

中間決算は公認会計士または監査法人のレビューの対象外。同社は、予想は現在入手している情報に基づいており、実際の業績は異なる可能性があるとしている。