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霞ヶ関キャピタル売上高69.7%増、開発資金は営業でなく借入が支える

霞ヶ関キャピタルは売上高が69.7%増の1637億6000万円となり、ホテル、ホスピス住宅、倉庫の開業・竣工は15件に上った。一方、営業キャッシュ・フローは167億7000万円の支出で、659億円の長期借入が当期の資金を支えた。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月5日2分で読める霞ヶ関キャピタル3498
建設中の冷凍冷蔵倉庫と完成したホテルの建物が並び、現金の流入と流出を示す棒グラフを添えたイラスト

東証上場の霞ヶ関キャピタル(3498)の2026年8月期の売上高は69.7%増の1637億6000万円となった。営業利益は47.2%増の278億7000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は62.9%増の166億9000万円。連結決算短信によると、こうした結果となった。

実績

同社の決算短信は、当期にホテル5件とCLASWELLのホスピス住宅7件が開業し、物流施設3件(LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ、LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅰ、LOGI FLAG COLD 習志野Ⅰ)が竣工したと記している。ホテルとホスピス住宅には「開業」、倉庫には「竣工」の語を使っている。物流では新たに3件が着工したほか、同社として初めてドライ自動倉庫とデータセンターの開発に着手したことも記載している。

コスト

営業活動によるキャッシュ・フローは167億7000万円の支出となり、前年は68億9000万円の収入だった。同社は要因として、棚卸資産の263億4000万円の増加、前払金の57億3000万円の増加、法人税等の支払い87億1000万円を挙げている。税金等調整前当期純利益は257億1000万円だった。投資活動によるキャッシュ・フローは314億8000万円の支出で、有形固定資産の取得に121億8000万円、貸付けに112億1000万円を充てた。

財務活動では653億4000万円の収入となり、主因は659億円の長期借入だった。要約表には株式の発行による収入347億円も載っている。期末の現金及び現金同等物は417億9000万円、総資産は2221億3000万円で、前期の1216億9000万円から増えた。

業績予想

2027年8月期について、同社は売上高2200億円、営業利益410億円を見込む。工期とコストについては保守的な見方で見通しを策定したとし、地政学的リスク、円安、金利上昇を挙げている。この数字は予想であり、実績ではない。営業キャッシュ・フローのマイナスは、建設中・保有中の不動産の在庫を反映したもので、決算短信は財務上の負担としては位置づけていない。