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解任取締役の仮処分申立てを裁判所が却下、unbankedが金塊取引再開

解任された取締役による裁判所への申立てだけでunbankedの銀行口座は9営業日にわたり凍結、東京地裁が8月31日に申立てを却下したことで凍結は解除され、9月2日に金塊取引が再開

2026年9月2日2分で読めるunbanked8746
口座凍結による金塊取引停止を表す、半分下ろされたシャッターのある銀行窓口脇の金塊のイラスト

東証スタンダード上場のunbanked(コード8746)は、主要取引銀行が9営業日続いた同社口座の凍結を解除したことを受け、2026年9月2日に金塊の売買事業を再開した。

凍結の背景には、経営権を巡る争いがあった。前代表取締役の胡燕氏は、2026年7月17日の取締役会決議により同職を解任された。胡氏はこの決議が不存在または無効であると主張し、8月7日、現代表取締役の平井カネト氏の職務執行停止を求める申立てを東京地方裁判所に行った。8月19日、胡氏は弁護士を通じて、この申立てが係属中であることを理由に、同社の主要取引銀行に対して口座からの引き出しの停止を要請した。同行は独自の判断で口座を凍結し、凍結の解除には裁判所の判断が必要だとunbankedに伝えた。

この判断は8月31日に下され、東京地方裁判所は胡氏の申立てを却下した。unbankedによると、その後同行にこの結果を説明したところ、銀行は9月2日付で凍結を解除することに同意し、同日同社は金塊事業を再開した。

同社は、9営業日にわたる業務停止が業績に与える影響について現在検証中であり、重要な事項が判明した場合は速やかに開示するとしている。今回の開示は、胡氏が申し立てた仮処分を裁判所が却下した事実を示すにとどまり、7月17日の解任決議そのものの有効性については言及していないため、業務上の凍結は解消されたものの、経営権を巡る対立自体は完全には解決していない可能性がある。