三菱UFJアセットマネジメントは8月31日、東京証券取引所に対し、同社の「MAXIS JAPAN 設備・人材積極投資企業200上場投信」(銘柄コード1485)が8月20日以降、7営業日連続で純資産価値を5%以上下回る水準で取引されていると開示した。
この状況が際立つのは、伸び悩んでいるのが基準価額ではなく市場価格である点だ。終値は4営業日連続で5万3550円にとどまった後、5万4550円に上昇してそのまま横ばいとなった一方、同ファンドの1口当たり純資産価格は8月20日の5万7134円から8月28日の5万8054円まで上昇を続けた。
| 日付 | 終値 | 1口当たり純資産価格 | 乖離率 |
|---|---|---|---|
| 8月20日 | ¥53,550 | ¥57,134 | 6.27% |
| 8月21日 | ¥53,550 | ¥57,011 | 6.07% |
| 8月24日 | ¥53,550 | ¥57,314 | 6.57% |
| 8月25日 | ¥54,550 | ¥57,600 | 5.30% |
| 8月26日 | ¥54,550 | ¥57,737 | 5.52% |
| 8月27日 | ¥54,550 | ¥57,741 | 5.53% |
| 8月28日 | ¥54,550 | ¥58,054 | 6.04% |
乖離が最も大きかったのは8月24日で、同ETFの終値は基準価額を6.57%下回って引けた。直近の8月28日時点でも、6.04%の乖離が残っている。
三菱UFJ自身の説明は単純明快だ。裁定取引が機能するには取引量が足りないというのだ。通常、指定参加者が乖離発生時に受益証券の設定・交換を行うことで、ETFの市場価格は基準価額に連動する仕組みになっているが、この仕組みが働くには一定の売買高が必要となる。同社は、1485の売買が低調であることがこの修正を妨げていると説明し、同ETFを売買する投資家に対し、取引前に価格と基準価額の乖離を注意深く確認するよう呼びかけている。
この開示は、乖離がいつ、あるいはそもそも解消されるのかについては触れていない。あくまで注意喚起であり、是正策ではない。
