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政策ウォッチ

NEDO、ペロブスカイト太陽電池の人材育成講座の委託先選定 今年度は2000万円以内

NEDOはペロブスカイト太陽電池の技術者育成で、約40社の研究組合と東京大学先進科学研究機構を選定、今年度予算は2000万円以内で契約は最長4年

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月6日2分で読める
実験台で薄型のフレキシブルペロブスカイト太陽電池フィルムを作製する、クリーンルーム用の作業着姿の技術者

NEDOはペロブスカイト太陽電池に関する特別講座の委託先に、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)と東京大学先進科学研究機構を選んだ。NEDOが2026年10月6日に発表した。

予算と期間

NEDOは予算を今年度分で2000万円以内とした。期間は2026年度から2029年度までの最長4年間だが、当初の事業期間は2027年度までの2年間にとどまる。2000万円は単年度の上限で、4年間の支出を約束したものではない。

役割分担

RATOには、ペロブスカイト太陽電池の主要メーカーや、材料、装置、計測技術などの企業約40社が加盟する。ペロブスカイトの基礎研究で実績のある東京大学先進科学研究機構と連携する。両者はNEDOの委託先だ。

講座は4コースで構成する。

  • 技術講座で、現場の技術者が講師を務め、材料、装置、施工に携わる人を対象とする。
  • 基礎科学の講座で、大学の専門家が光化学、材料工学、計測を扱う。
  • 専門家向けの実習講座で、デバイス作製の実習を含む。
  • セルの性能が急速に向上していることから、技術動向を追う講座を設ける。

対象は、この分野への参入を目指す企業の技術者と大学院生。

ボトルネック

NEDOは、ペロブスカイト太陽電池を研究開発から量産、社会実装まで担える人材が不足しているとしている。大学の研究と企業の生産との間のギャップを、実用化の制約と位置づけている。事業概要資料は、第7次エネルギー基本計画が2040年までにペロブスカイト太陽電池20GWを導入する目標を掲げていると記している。これは導入目標であり、本講座が生み出す設備容量ではない。

NEDOの資料には受講者数や受講料の記載はない。受講生募集の詳細は、決まり次第NEDOのウェブサイトで告知する予定。