ロードスターキャピタル(3482)は第3四半期に同社初となる不動産セキュリティトークン・オファリング(STO)案件を立ち上げたが、決算上はこれによる売上高は計上されていない。案件組成にあたり所有ホテルの一部を売却したものの、国内の会計上の実務指針に基づき、当該売却取引および関連取引を資金貸借取引として処理しているためだ。9月30日までの9カ月間において、同案件に伴う収益認識は行っていない。
8月に「OwnersBook+」ブランドで立ち上げた同案件は、募集総額が38億3000万円。横浜の大型ホテルの一部を裏付け資産とし、運用期間は約10年で、年2回の分配を予定している。決算説明資料によると、税引き前の想定平均分配利回りは4.1%で、この数値は将来の運用成果を保証するものではないとしている。
決算概要
9カ月間の売上高は14.5%増の330億8000万円だった。営業利益は4.6%減の86億4000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は12.2%減の46億3000万円となった。決算短信では減益の要因として、支払利息12億円や金利スワップの評価益2億800万円などを挙げている。
決算説明資料で同社は、大型オフィスビルの売却が第4四半期に期ずれしたものの、決済は完了しているとしている。
アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業の売上高は94.4%増の8億2200万円となった。受託資産残高(AUM)は連結子会社からの受託資産を含めて2000億円を超えた。この数値は同社が運用を受託している資産の残高であり、売上高ではない。
同社は純利益91億8000万円など通期の業績予想を据え置いた。決算短信では、同トークン案件の申込状況は開示されていない。
