国際協力銀行(JBIC)は、愛知県に拠点を置く小規模自動車部品メーカー、ミヤマ工業の米国子会社CAPCO, LLCに対し、最大44万ドルの融資契約を締結した。融資は百五銀行とのシンジケート形式で、総額は約64万ドルとなる。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| JBIC融資(JBIC分) | 最大44万ドル |
| シンジケートローン総額(百五銀行含む) | 約64万ドル |
資金はCAPCOのインディアナ州における製造・販売事業に充てられ、同社はシートベルトのバックルとリトラクター、エアバッグのインフレーター部品、スイッチ部品、シートフレーム用金具を生産している。CAPCOは1997年に設立され、以来主に現地の日系自動車部品メーカーに供給してきた。
今回の金額は、大手メーカーやインフラ事業向け融資が数十億円規模に上るJBICの通常の水準からすれば小さい。だが、それこそが狙いだ。国を代表する大企業を支援するのではなく、JBICの中小企業金融部門が地方銀行と組み、愛知県の一部品メーカーの米国拠点への資金供給を支える形となっている。JBICは、この融資が日本の中小企業の海外事業継続を支援し、米国で操業する日系自動車メーカーを支えるサプライチェーンの強化につながるとしている。
CAPCOがJBICから融資を受けるのは今回が初めてではない。JBICは、2021年8月27日付のプレスリリースで公表された同一借り手向けの過去の融資契約に続くものだと説明している。JBICは、シンジケートにおけるJBIC分・百五銀行分いずれについても金利、返済期間、担保条件を明らかにしておらず、初回融資から5年を経て新たな借り入れに至った経緯についても言及していない。
