国際協力銀行(JBIC)は、広島県に本社を置く自動車部品メーカーのタイ法人Summit Keylex (Thailand) Co., Ltd.(SKT)との間で、2億6228万9000バーツを限度とする貸付契約を締結した。JBICによると、本件は三井住友銀行との協調融資で、協調融資総額は7億2232万2000バーツとなる。
資金の使途
融資は円建てやドル建てではなく、タイ・バーツ建てで実施される。SKTがタイ中部のチョンブリ県で行う自動車部品の製造・販売事業に充てられ、要具調達および設備の増設に振り向けられる。発表資料には融資金利や融資期間の記載はない。
借入企業の概要
親会社は自動車車体部品および車両部品を手掛ける中小企業で、2013年にSKTを設立し、同年にタイでの生産を開始した。JBICによると、多くの部品メーカーが工場を置く同国において、アジアの自動車需要拡大を背景に、高品質な部品の安定的な供給体制の構築を進めているという。発表資料では、今回の融資は2019年12月13日付のプレスリリースで発表された同社向けの支援に続くものと位置付けられている。
JBICが掲げる融資の意義
JBICは、現地通貨建ての融資によって同社の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するとともに、タイにおける日本企業のサプライチェーン強靱化にも資するとしている。これらは同行自身の政策上の主張であり、発表資料にはそれを裏付ける数値は示されていない。
