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JBIC、広島の自動車部品メーカーによるタイ工場増設へバーツ建て融資

国際協力銀行(JBIC)と三井住友銀行が広島の自動車部品メーカーのタイ法人に総額7億2232万2000バーツを協調融資し、JBIC分は2億6228万9000バーツを上限とする

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月6日2分で読める
新設されたプレス機の横に、プレス加工された鋼製の自動車車体パネルがラックに並ぶ工場ライン。

国際協力銀行(JBIC)は、広島県に本社を置く自動車部品メーカーのタイ法人Summit Keylex (Thailand) Co., Ltd.(SKT)との間で、2億6228万9000バーツを限度とする貸付契約を締結した。JBICによると、本件は三井住友銀行との協調融資で、協調融資総額は7億2232万2000バーツとなる。

資金の使途

融資は円建てやドル建てではなく、タイ・バーツ建てで実施される。SKTがタイ中部のチョンブリ県で行う自動車部品の製造・販売事業に充てられ、要具調達および設備の増設に振り向けられる。発表資料には融資金利や融資期間の記載はない。

借入企業の概要

親会社は自動車車体部品および車両部品を手掛ける中小企業で、2013年にSKTを設立し、同年にタイでの生産を開始した。JBICによると、多くの部品メーカーが工場を置く同国において、アジアの自動車需要拡大を背景に、高品質な部品の安定的な供給体制の構築を進めているという。発表資料では、今回の融資は2019年12月13日付のプレスリリースで発表された同社向けの支援に続くものと位置付けられている。

JBICが掲げる融資の意義

JBICは、現地通貨建ての融資によって同社の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するとともに、タイにおける日本企業のサプライチェーン強靱化にも資するとしている。これらは同行自身の政策上の主張であり、発表資料にはそれを裏付ける数値は示されていない。