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伊藤ハム米久ホールディングス、711億円でGreenlea買収完了 短期借入金が増加

伊藤ハム米久ホールディングスのニュージーランド子会社ANZCOが9月30日に暫定711億円でGreenleaの買収を完了し、暫定573億円ののれんを計上して短期借入金が増加する一方、自己資本比率は47.9%に低下

頭上レールに吊るされた枝肉がある食肉加工工場と、負債およびのれんの増加を示す棒グラフのイラスト。

伊藤ハム米久ホールディングス(2296)のニュージーランド子会社ANZCO Foodsは2026年9月30日、Greenlea Group Limitedの買収を完了し、同グループの中間連結貸借対照表にその取得原価が計上された。契約締結は11月ではなく、6月18日の取締役会で決議し、同日に株式売買契約を締結していた。

取得原価とのれん。

ANZCOはニュージーランドの食肉処理加工販売会社であるGreenleaの全株式を現金で取得し、取得原価は8億100万ニュージーランドドル(711億円)となった。株式売買契約に基づく価格調整が完了していないため、この金額は暫定値である。買収に伴うのれんは573億円で、こちらも取得原価の配分が未了のため暫定的に算定された金額だ。投資効果が発現する期間にわたり均等償却する予定で、償却期間は現在算定中としている。

貸借対照表。

貸借対照表上ののれんは、3月31日時点の136億円から9月30日時点には701億円へ増加した。短期借入金は584億円から1273億円に増え、コマーシャル・ペーパー250億円も新たに計上した。総資産は6095億円に達し、自己資本比率は56.2%から47.9%に低下したほか、キャッシュ・フロー計算書には子会社株式の取得による支出として739億円が計上されている。

業績への反映時期。

中間決算にはGreenleaの貸借対照表のみが連結されており、同社の損益は含まれていない。決算説明資料によると、損益計算書には2026年10月から反映されるため、下期から業績に寄与する。

上期の売上高は0.6%減の5391億円、経常利益は17.0%減の113億円だった。伊藤ハム米久ホールディングスはGreenleaの下期業績予想を織り込み、2027年3月期通期の売上高予想を従来の1兆400億円から1兆1200億円へ引き上げた一方、経常利益予想は280億円から275億円へ引き下げた。