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キーウエストネットワークによるフューチャー株TOBが成立、決済時の議決権割合は82.78%に

シンガポールの持株会社を通じてフューチャー会長が全株式を保有するキーウエストネットワークは、1株2451円で4330万株の応募を集め、9月17日の決済開始とともに議決権割合を82.78%に引き上げる見通しで、スクイーズアウトを経て東証プライム上場の同社は上場廃止となる予定

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月11日2分で読めるフューチャー4722
支配株式へと統合されていく企業の株式保有ブロックと、薄れゆく株価表示ボードを描き、上場廃止が近いことを示唆するイラスト

フューチャーの株式公開買付け(TOB)は9月10日に締め切られ、応募株数は4326万5702株、1株当たり買付価格は2451円で、買付者が設定した下限の2337万6700株を大きく上回った。買付けを実施したのはキーウエストネットワーク株式会社で、結果公表と同日に合同会社から株式会社へ組織変更した。

キーウエストネットワークは、シンガポール登記の資産管理会社DANA POINT Corporation PTE. LTD.の完全子会社であり、DANA POINTはフューチャーの会長兼代表取締役が全株式を保有する。9月17日に決済が開始されると、買付者の議決権割合は34.02%から82.78%に上昇し、キーウエストネットワークとDANAはいずれも東証プライム上場の同社の新たな親会社となる。

フューチャーの公開買付けの概要
数値は2026年9月11日付のTDnetおよびEDINET開示資料に基づく。比率は総議決権数に対する割合。
指標公開買付け前決済後(2026年9月17日)
1株当たり買付価格—¥2,451
応募株数と下限—応募株数4326万5702株(下限2337万6700株)
キーウエストネットワークの議決権割合34.02%82.78%
会長個人の議決権割合12.53%6.26%
キーウエストネットワークと特別関係者の合計—89.04%

会長個人の直接保有比率は12.53%から6.26%に低下し、自らの名義での主要株主としての地位を終える。会長は応募しなかった残り555万8700株について、キーウエストネットワークを受託者とする信託を設定する予定で、同社がこれらの株式に付随する議決権を行使する。特別関係者を含めると、買収グループの議決権割合は89.04%に達する。

キーウエストネットワークは、フューチャーの唯一の登録株主となるべくスクイーズアウトを実施する方針である。これが完了すれば、東京証券取引所の規定に基づきプライム市場への上場が廃止されることになるが、時期は未定であり、フューチャーは詳細な手続きが決まり次第開示するとしている。今回の動きは、同社が7月29日に発表したMBOに続くものである。