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デジタルハーツ、自社株主を締め出しうる総会の基準日を設定

9月30日の基準日は、TOBが成立した場合に限り、買収者Sandboxとデジタルハーツ会長のみが株主として残る株主総会への布石となる

株式併合によるスクイーズアウトを表す、多数の小口株式が2つの大きな塊に統合される様子を示す株主名簿のイラスト

デジタルハーツホールディングス(東証プライム:3676)は、実際には開催されないかもしれない臨時株主総会の基準日を2026年9月30日に定めた。開催される場合、総会は2026年11月中旬を目標としているが、同社は背景にある買収提案(TOB)が成立しなければ総会を開催せず、基準日も使用しないとしている。

問題の買収提案は、Sandboxが2026年8月7日に開始した公開買付け(TOB)であり、両者がマネジメント・バイアウト(MBO)を発表し、デジタルハーツの取締役会が株主に応募を推奨した翌日にあたる。SandboxがTOBの対象株式すべてを取得しきれなかった場合、デジタルハーツは残りの株主を締め出す計画だ。具体的には、TOB決済後速やかに会社法180条に基づく株式併合を実施し、その効力発生後に単元株制度を廃止する定款変更を行う。

その株式併合の目的は限定的で、デジタルハーツの株主名簿をSandboxと同社会長の2者のみに絞り込むことにある。同会長はSandboxの代表取締役も兼任している。同会長はデジタルハーツ株式9,425,633株を保有しており、そのうち500,000株のみをTOBに応募する意向で、締め出し完了後は8,925,633株を継続保有株主としてSandboxとともに保有し続ける。デジタルハーツの最高経営責任者(CEO)は別途、今回のTOBには応募できない譲渡制限付株式を保有しているが、株主をSandboxと会長のみに絞るという株式併合の目的により、これらの制限付株式も併合の対象に含まれることになる。

MBOスクイーズアウトの経緯
日付・数値はデジタルハーツホールディングスの2026年9月15日付TDnet開示による。
マイルストーン詳細
MBO発表2026年8月6日
TOB開始2026年8月7日、Sandboxが開始
臨時株主総会の基準日2026年9月30日(水曜日)
臨時株主総会の開催予定日2026年11月中旬(TOB成立が条件)
会長の応募株数保有9,425,633株のうち500,000株
会長の継続保有株数8,925,633株、Sandboxとともに継続保有株主として保有

デジタルハーツは、本開示と同日の2026年9月15日、投資家向け情報(IR)ページで基準日に関する通知を電子的に公表した。会場や最終的な議案を含む総会の詳細は、TOBの結果が判明した後に公表される予定だ。現時点では9月30日の基準日は設定されたままだが、同社はSandboxのTOBが成立しなければ、この基準日を使用せず、総会も開催しないとしている。