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アドバンテスト、1500億円の自社株買いが金額上限に接近も株数は3分の2が未消化

アドバンテストは自社株買いに充てた1500億円をほぼ使い切ったが、取締役会が承認した1800万株の上限に対しては3分の1程度しか消化できておらず、2026年10月の期限までなお2カ月を残す中で金額上限には事実上到達した

2026年9月15日2分で読めるアドバンテスト6857
積み上がったコインの円盤でできた2本の棒グラフのイラストで、一方は上限ラインに到達し、もう一方は大きく届いておらず、株数目標に先立って支出上限に達した資本還元プログラムを表す図

アドバンテストが2026年9月15日に関東財務局へ提出した自己株式買付状況報告書によると、同社は自社株買いプログラムの金額上限を事実上使い切った一方、取得株数は取締役会が承認した株数上限を依然として大きく下回っている。

取締役会は2025年10月28日にこのプログラムを承認し、2025年11月4日から2026年10月28日までの間に、最大1800万株、総額1500億円を上限とする買付を認めた。2026年8月単月では、アドバンテストは14営業日にわたり45万9700株を156億2000万円で取得し、うち8月20日には1日で9万3000株を33億6000万円で買い付けた。

これにより8月31日までの累計取得は575万9000株、金額にして1499億9671万6000円となり、1500億円の上限にほぼ達したことから、報告書自体も金額ベースの進捗率を100.00%と記録している。一方、株数ベースの進捗率は1800万株の上限に対しわずか31.99%にとどまる。

自社株買いの進捗状況と承認上限
2025年10月の取締役会承認に対する、2026年8月31日までの累計取得状況
項目累計(2026年8月31日時点)取締役会承認進捗率
取得株数575万9000株1800万株31.99%
取得金額1499億9671万6000円(約1500億円)1500億円(約1500億円)100.00%

両者の差は、アドバンテストが株数上限を使い切るよりもかなり早く円建ての支出上限に達したことを意味し、2026年10月28日までの承認された買付期間はなお約2カ月を残している。

同じ報告書によると、アドバンテストは8月28日に譲渡制限付株式報酬として自己株式13万1161株(金額にして19億3291万9657円)を処分し、買い戻した株式の一部を取り崩した。2026年8月31日時点で、同社は発行済株式7億3200万株に対し1004万7051株の自己株式を保有していた。