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ニデック、遅延している会計議決の基準日を9月30日に設定

9月30日時点でニデックの株主名簿に登録された株主が、社内の会計不正により6月から凍結されている財務諸表と監査報告に対して発言権を得る、ただし臨時株主総会の日時・議案はまだ未定

2026年9月15日2分で読めるニデック6594
株主名簿台帳のイラストで、9月30日の基準日を示すマーカーが強調表示され、小型精密モーター部品と並んで配置されており、ニデックのガバナンスの経緯を表している

ニデックは2026年9月15日、株主に対して数か月にわたり実施すべきだった議決の枠組みを確定したことを明らかにした。グループ全体を巻き込んだ会計不正により6月の定時株主総会の議案から外れていた事業報告、財務諸表、監査報告を審議する臨時株主総会である。

取締役会は2026年9月30日を基準日と定めた。同日の株主名簿最終時点で登録されている株主のみが、最終的に開催される臨時株主総会での議決権を有することになる。ニデックは同日から3カ月以内、すなわち2026年12月末ごろまでの開催を検討していると述べているが、これを確定した期限としているわけではない。

2度目の総会が必要な理由

2026年6月18日に開催されたニデックの第53回定時株主総会では、グループ内で発覚した一連の会計不正を理由に、事業報告、連結財務諸表、単体財務諸表、監査報告のいずれも提出できなかった。ニデックは定時総会を無期限に延期するのではなく、これらの報告・承認事項を後日の臨時株主総会に持ち越すことを選択し、この方針は2026年5月13日に初めて開示されていた。今週の開示はその手続き上の次のステップであり、議決権を有する株主を確定するものであって、議決を行う日時や場所を確定するものではない。

ニデックの報告遅延タイムライン
日付は、ニデックが2026年9月15日にTDnetで開示した内容によるもの。3カ月以内の開催という期間は検討中とされており、確定した期限ではない。
日付出来事
2026年5月13日ニデック、遅延した報告事項に対応するための臨時株主総会の開催計画を開示
2026年6月18日事業報告、財務諸表、監査報告のないまま第53回定時株主総会が開催
2026年9月15日取締役会が基準日を設定、3カ月以内の開催を検討していると発表
2026年9月30日基準日:株主名簿上の株主が議決権を有する
2026年12月末頃同社が示した3カ月以内という目標期間に基づき、この時期までに臨時株主総会を開催することを検討中

ニデックほどの規模の企業にとって、この空白期間は軽視できない。東京証券取引所プライム市場に上場するモーターメーカー(銘柄コード6594)の株主は、6月以降、当該事業年度について取締役会承認済みかつ監査済みの財務諸表を持たない状態が続いており、これは同社自身が正式な開示の中で既に2度言及している状況である。

なお未確定の事項

ニデックは臨時株主総会の日時、開催場所、詳細な議案をまだ発表していない。同社は、総会が正式に招集された時点で「速やかに」これらの詳細を開示するとしており、基準日の公告そのものは新聞掲載ではなく自社ウェブサイトでの電子公告により行うとしている。今回の開示が確認しているのは、遅延している事業報告、連結・単体財務諸表、監査報告が引き続き審議事項として予定されているという点のみである。

今回の開示では、会計不正の内容について詳細は示されておらず、ニデックは報告書が最終的に提示された際に監査人がどのような結論に至るかについても言及していない。この決算処理について発言権を得たい株主は、9月30日までに株主名簿に登録されていることを確認しておけばよく、実際に議決権を行使する日時を含め、それ以外の事項はすべて未定のままである。