長野県に本社を置くプラスチックボトル用ブロー成形機メーカーの日精エー・エス・ビー機械は、同日付のTDnet開示で、佐久市での新工場建設計画の凍結について需要の冷え込みを理由に挙げた信濃毎日新聞の報道に反論した。同紙は9月15日付の記事で、プラスチック容器需要が落ち着いてきたことを凍結の理由とする見出しを掲げた。記事本文でもプラスチック容器成形機の需要が想定ほど伸びていないと記載されていた。同社は、いずれの内容も自社が実際に発表した内容とは異なるとしている。
同社によれば、成形機に対する世界的な需要は依然として強く、業績も堅調であり、需要の弱さは今回の凍結には一切関係ないという。むしろ経営陣は、建設資材価格の急騰と労働力不足による工期の長期化を要因に挙げ、当初の計画通りの日程と予算での開業が極めて困難になったと説明した。同社は、事業化の見通しが不透明なまま着工期限を延長すれば佐久市など関係者に迷惑をかけることになるとして、計画を凍結し、土地の買い戻しを申し入れたとしている。
同社は、今回の凍結は今期の連結業績に影響を及ぼさないとしている。また、成形機に対する世界的な需要の強さに対応するため、8月6日に発表した通り、インド子会社で大規模な設備投資を別途進めている。
