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日本製紙のリンテック株保有比率、株式売却で24%から3%に急落

日本製紙の粘着製品メーカー、リンテックに対する議決権比率は9月8日の売出しを経て23.89%から3.12%に低下、9月28日まで続くみずほのグリーンシュー行使で残りもゼロになる可能性

2026年9月8日2分で読めるリンテック7966
リンテックに対する日本製紙の保有比率低下を象徴する、工場の生産ラインで粘着フィルムのロールの横に描かれた縮小する持株比率バーのイラスト

日本製紙が長年保有してきた、東証上場の粘着製品メーカー、リンテックの大株主としての地位はほぼ消滅した。リンテックが9月8日に関東財務局に提出した臨時報告書によると、リンテック取締役会が8月20日に承認した売出しの決済が完了した結果、日本製紙の議決権数は14万3020個(総議決権の23.89%)から1万8654個(3.12%)に減少した。

日本製紙のリンテック株保有比率、変更前と変更後
数値は、リンテック自身による大株主議決権数の集計と、日本製紙が第2の共同提出者と共に提出した大量保有報告書という、異なる報告基準に基づく2件の別々のEDINET提出書類による。
指標変更前変更後
日本製紙の議決権数(リンテック提出書類)143,020 (23.89%)18,654 (3.12%)
第2の共同提出者との合算持分(大量保有報告書)20.54%3.38%

減少は2段階で進んだ。8月24日、リンテックはToSTNeT-3による立会外取引を通じて自己株式546万4400株を取得し、このうち日本製紙は535万7800株を1株5490円で自社株買いに応じて売却した。続いて9月1日、日本製紙はさらに1243万6600株を1株5115円で立会外にてみずほ証券に売却し、これは9月8日に決済が完了した国内売出しに基づくものだった。関連する大量保有報告書によると、日本製紙と同報告書に第2の共同提出者として記載された者を合わせた持株比率は、両者の保有分を合算した場合、リンテック発行済株式7248万8740株に対して20.54%から3.38%に低下した。

それでも残る持分すら確定していない。日本製紙はみずほ証券に対し、2026年9月28日まで行使可能な追加株式186万5400株を上限とするオーバーアロットメント(グリーンシュー)オプションを付与している。みずほがこのオプションを全量行使した場合、日本製紙に残る1万8654個の議決権はゼロになる。日本製紙はまた、一定の例外を除き、2027年3月6日までみずほの書面による同意なしにリンテック株式をさらに売却しない旨を合意しており、これが今後の処分の大枠を定めている。

今回の株式保有比率の変化はガバナンス面にも影響を及ぼした。リンテックの取締役会は9月8日付で社外取締役1人を失い、同社は、日本製紙の売却によりリンテックが日本製紙の持分法適用関連会社から外れることが理由であると説明した。リンテックは、この退任後も取締役会の人数は法令および定款が定める人数を満たしていると述べた。次に注目すべき日付は9月28日で、みずほによるグリーンシュー行使可能期間が終了する日である。