東日本旅客鉄道(9020)は、無担保普通社債を3回号に分けて700億円発行する。利率は3年債の2.395%から10年債の3.456%まで上昇する。条件は2026年10月9日付の発行登録追補書類に記載されている。
各回号の内容
3本は第212回(200億円)、第213回(300億円)、第214回(200億円)。いずれも発行価格は額面どおりで、利払日は2月25日と8月25日、初回の利払日は2027年8月25日。払込期日は2026年10月16日の予定。
| 回号 | 年限 | 金額 | 利率 | 償還期限 |
|---|---|---|---|---|
| 第212回 | 3年 | 200億円 | 2.395% | 2029年10月16日 |
| 第213回 | 5年 | 300億円 | 2.761% | 2031年10月16日 |
| 第214回 | 10年 | 200億円 | 3.456% | 2036年10月16日 |
R&Iは2026年10月9日付で、これらの社債にAA+の格付けを付与した。社債は無担保・無保証。担保提供制限条項により、JR東日本は国内の他の無担保社債に担保を設定する場合、これらの社債にも同順位の担保を設定しなければならない。ただし、担付切換条項付きの無担保社債は除く。引受人は大和証券とSMBC日興証券で、3年債の引受額はそれぞれ104億円と96億円。
手取金の使途
発行諸費用は約2億1200万円で、差引手取概算額は697億8700万円。JR東日本は、これを社債300億円、長期借入金1098億円、鉄道施設購入長期未払金24億4700万円の返済に充てる計画で、いずれも2027年3月末までに返済期日が到来する。
発行登録の状況
今回の追補書類は、2025年3月27日に効力が発生し2027年3月26日に期限を迎える1兆円の発行登録に基づく5回目。これまでの発行額は計2550億円で、2026年4月の700億円と2026年7月の500億円を含む。追補書類に記載された残額7450億円は、過去の発行分のみを差し引いたもので、今回の発行分は含まない。
