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阪和興業、米鉄鋼流通会社買収を2億2600万ドルで完了 DBJが残りを保有

阪和興業が8月31日、Associated Steel Groupの50.1%を2億2600万ドルで取得完了。6月に示した完全買収の目安3億4700万ドルとは異なる規模で、残りの49.9%はDBJが保有、業績への影響は現行予想に未反映

2026年9月2日2分で読める阪和興業8078
米国の鉄鋼流通会社を買収した阪和興業を表す、工業用倉庫で輸送用コンテナに積み込まれる鋼板コイル

阪和興業は、米国の独占禁止法審査をクリアし、6月29日付の株式譲渡契約に定めるすべての条件を満たしたうえで、8月31日(米国中部時間)にAssociated Steel Group, LLC(ASG)の支配権取得を完了した。大阪に本社を置く同社は、北米子会社のHanwa American Corp.(HAMCO)を通じてASG株式の50.1%を取得し、残る49.9%は日本政策投資銀行(DBJ)が日本国内に新設した特別目的会社を通じて取得した。ASGは阪和興業の連結子会社となった。

阪和興業の取得額は2億2600万ドルで、これにはHAMCOが取引の一環としてASGおよびその子会社の既存借入金を返済するために供与した融資額が含まれる。この金額は、阪和興業が6月30日にASGの完全(100%)株式取得の目安として示した3億4700万ドルとは異なる数字である。株式譲渡契約では、現金、有利子負債、営業資本、および両投資家間の出資比率についてクロージング日時点での調整が認められているため、阪和興業が保有する50.1%株式の最終的な取得総額は今後変動する可能性がある。

これとは別に、HAMCOは8月27日に2億3500万ドルの増資を実施し、資本金を2億7500万ドルに引き上げた。この増資後もHAMCOに対する阪和興業の出資比率は100%を維持している。阪和興業は、この増資が2027年3月期の連結業績に与える影響はないとしている。

より大きな不確定要素はASG買収そのものだ。阪和興業が5月12日に発表した2027年3月期の通期業績予想には、本件買収による業績への影響は含まれておらず、同社はその影響を現在検討中としている。阪和興業は、検討の結果、開示が必要な事項が判明した場合には速やかに公表するとしている。