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グローバルXのチャイナテックETF、純資産価値を20.6%上回る水準で取引

グローバルX・ジャパンの「グローバルX チャイナテック・カバード・コール ETF」は9月8日、純資産価値928.35円に対し終値1,120円と20.6%のプレミアムで取引を終えた。同社は、設定・交換の受付停止下で買い需要が集中し、マーケットメーカーの気配も薄かったことが要因と説明している

市場価格を示すバーが、下方にある純資産価値のバーから上へ乖離している様子と、その隣で停止しているETFの設定・交換機能を表す止まったベルトコンベアのイラスト

グローバルX・ジャパンは9月8日、東京証券取引所に対し、グローバルX チャイナテック・カバード・コール ETF(銘柄コード576A)がこの日、基準となる純資産価値を20.6%上回る水準で取引を終えたと開示した。同社は、乖離が20%以上に達したためこの状況を開示したとしている。同ファンドの純資産価値(基準価格)は1口あたり928.35円だった。市場の終値は1,120円だった。

純資産価値と市場価格の比較(9月8日)
グローバルX・ジャパンがTDnetで開示した数値
項目
純資産価値(基準価格)928.35円
東証終値1,120円
乖離率20.6%

グローバルX・ジャパンは、この乖離の原因を当時ETFの設定・交換の受付が停止していたことに帰した。同機能が停止し、マーケットメーカーの気配も薄くなっていたことで、買い需要に対して供給の弁が働かない市場となり、取引価格が純資産価値から乖離した。

同社は、停止期間が終了し設定・交換が通常どおり再開されれば乖離は解消する見通しだとしている。グローバルX・ジャパンは停止解除の時期を明らかにしておらず、開示文書でも設定・交換が停止された当初の理由には触れていない。

同ファンドの保有者にとって今回の一件は、マーケットメーカーや設定・交換の受付といった裏側の仕組みが本来どおり機能しなくなった場合、ETFの市場価格と純資産価値は同じものではないことを改めて示す事例となった。