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キーウェストネットワーク、1株2451円の公開買い付けでフューチャー株82.88%に到達

キーウェストネットワークによるフューチャーへの公開買い付けが終了し、買収グループの保有比率は82.88%に到達。資金の大部分は株式自体を担保とした三井住友銀行の1060億円の融資で賄われ、残る株主を締め出すための株式併合は11月下旬から12月上旬に予定される

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月17日2分で読めるフューチャー4722
多数の小さな株式ブロックが銀行の帳簿のような形のビームによって一つの大きな株式ブロックへと統合される様子を描いた抽象イラストで、負債による所有権の集約を表す

フューチャーの非公開化を担う買収主体キーウェストネットワークは、東証プライム上場のITコンサルティング会社である同社株を1株2451円で公開買い付けし、これを終了した。買い付け期間は2026年7月30日から9月10日まで、決済は9月17日に開始される予定だ。これによりキーウェストネットワークと共同提出者は、フューチャーの発行済株式9530万株のうち合計82.88%を保有することになるが、これはグループの前回提出書類に記載された82.88%の水準から変わっていない。

この持株比率の背後にある仕組みは、見出しの数字と同じくらい重要だ。キーウェストネットワークの代表取締役であり、フューチャーの現職役員でもある共同提出者は、7月29日付の合意に基づき、自身が保有する1111万7400株を二分した。半分は公開買い付けに応募し、残り半分は応募しなかった。9月11日、応募しなかった555万8700株(同社株式の5.83%)をキーウェストネットワークを受託者とする信託に移転し、議決権はキーウェストネットワークに渡す一方、本人は生存中にこの取り決めを解除する権利を保持している。同じ届出書では、キーウェストネットワーク自体が本取引の一環として合同会社から株式会社へ組織変更したことも開示されている。

この買収は多額の負債によって賄われている。キーウェストネットワークが現金で支払った株式の取得資金は総額1133億円に上り、そのうち自己資金はわずか39億円にとどまる。

キーウェストネットワークによる株式取得資金の内訳
数値は買収のうち現金で調達した部分のみを対象としており、追加の株式は現金支出を伴わない合併、株式分割、信託移転によって取得されたものである。
資金調達源金額
キーウェストネットワークの自己資金¥3.9bn
三井住友銀行(新橋法人営業部)¥106.0bn
三井住友銀行(五反田支店)¥2.0bn
共同提出者個人からの借入¥1.4bn
現金調達総額¥113.3bn

最大の資金源は、三井住友銀行新橋法人営業部からの1060億円の借入で、キーウェストネットワークが保有するフューチャー株式の全て(現在共同提出者の信託内にある株式を含む)を担保としている。これとは別に、同行五反田支店から20億円、共同提出者個人からも14億円が同社に貸し付けられた。現金で調達した資金では賄いきれない追加の株式は、吸収合併と株式分割を通じて取得されたものであり、これが報告された保有株数が現金の金額だけで買えるはずの株数を上回っている理由だ。

今後の展開は、法的にはまだ決定しておらず、意向として示されているにすぎない。キーウェストネットワークは、会社法180条に基づく株式併合を承認し、単元株制度を廃止するための臨時株主総会を2026年11月下旬から12月上旬にかけて招集するようフューチャーに要請するとしている。これは残る少数株主を締め出し、東京証券取引所からの上場廃止に至る標準的な手法だ。株式併合後に端株のみを保有することになった株主は、1株2451円で応募していた場合に受け取れたであろう金額と一致するよう算定された裁判所の許可による売却を通じて、現金化される。この総会が招集され、議決が行われるまでの間、フューチャーは全株ではなく82.88%を握る支配株主を持つ上場会社であり続ける。