本文へ移動

金融プロフェッショナル向けに、日本の市場・ビジネス情報を平日夕方に配信。

無料登録
Tokyo BriefTokyo Brief 日本語版日本のビジネスニュースを、夕方に総まとめ。

記事

Skyfall、IPO価格を仮条件上限の1500円に決定 9月上場へ

Skyfallはブックビルディング需要が上限に集中し、IPO価格を仮条件上限の1500円に決定。報酬型広告プラットフォームの同社は調達額約15億1000万円の大半を米欧での採用・マーケティングに充当し、取引は9月17日開始予定

2026年9月9日2分で読めるSkyfall Inc.(英語)625A
日本のオフィスビルから米国・欧州のビル群のシルエットへルート状の線に沿って様式化された円硬貨が流れる様子を描き、IPO資金が海外展開の原資となることを表したイラスト。

報酬型広告プラットフォーム「SKYFLAG」を運営するSkyfall Inc.は、2026年9月9日に関東財務局へ提出した訂正有価証券届出書によると、新規株式公開(IPO)の公開価格を1株1500円と決定した。仮条件(1450円〜1500円)の上限に当たる水準となる。同届出書は当初の提出以降3回目の訂正であり、東京証券取引所への上場に先立つ通常の更新手続きを反映したものだ。

SkyfallのIPO条件
2026年9月9日提出の訂正有価証券届出書で確定した条件
項目詳細
公開価格1500円(仮条件1450円~1500円の上限)
引受価額¥1,380
新株(公募)110万株、13億6000万円
売出株式(既存株主)120万3800株、18億1000万円
オーバーアロットメント(上限)34万5500株、5億1830万円
Skyfallの手取り金約15億1000万円
上場予定日2026年9月17日

公募・売出しは3つの部分から成る。Skyfall自身は新株110万株(13億5575万円相当)を発行する。同社社長を含む既存株主は、and factory Co., Ltd.、L.V.R Co., Ltd.、Amazia, Inc.からの売出しとあわせて、引受人を通じて120万3800株(18億570万円相当)を売り出す。さらに最大34万5500株(5億1825万円相当)のオーバーアロットメントについては、主幹事が社長から借り入れる株式で対応し、社長は2026年10月15日までに同数の株式を買い戻すグリーンシューオプションを付与している。

引受シンジケートは、新株110万株のうち87万株を引き受けるSBI証券が主幹事を務め、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、楽天証券、マネックス証券、岡三証券、極東証券、松井証券の8社が引受人として加わる。引受人は手数料を徴収する代わりに、Skyfallから1株1380円で株式を買い取り、1500円で売り出すことで、1株当たり120円のスプレッドを得る。

Skyfallによると、ブックビルディングの需要は募集株数を上回り、多数の投資家から申し込みがあり、価格帯の上限に集中したという。調達資金の純手取り概算額約15億1000万円は、SKYFLAGプラットフォームの米国・欧州展開に充てる計画で、現地の採用・人件費に約12億円、広告宣伝費に1億6800万円、オフィス賃料などの運転資金に1億4300万円を、2027年9月期と翌期に分けて充当する。今回の展開は、Skyfallが2025年9月期に韓国へ進出したのに続くものだ。取引は2026年9月17日に東京証券取引所で開始される予定。