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HENNGE、新株で最大23億6000万円調達 プライム移行前

新株発行でHENNGEが得る手取金は、オーバーアロットメント関連の割当分を含め最大23億6000万円。承認済みのプライム移行を前に、社長とほか2株主は138万株を売り出し、代金は本人に入る。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月2日2分で読めるHENNGE4475
積み重なった株券が、会社の資金へ向かう流れと個人の売り手へ向かう流れに分かれ、市場区分の移行を思わせる階段状の図を添えたイラスト

HENNGE(4475)は2026年10月2日の取締役会で、110万株の新株式を公募で発行することを決議した。主幹事のみずほ証券が全株を買い取り引受けする。クラウドセキュリティ企業の同社は、現在満たしていない東証プライム市場の上場基準である純資産額50億円以上の充足も目的の一部としている。

会社に資金をもたらす株式

HENNGEに資金が入るのは新株発行だけだ。公募と、みずほ証券への第三者割当による手取金は合計で最大23億6000万円。発表資料によると、使途は広告宣伝とブランド構築がHENNGE One向けで2027年9月期までに10億3500万円、2028年9月期までに10億1100万円、採用が2027年9月期までに3億1700万円。残りは運転資金に充てる。

引受人の買取引受けによる138万株の売出しは別枠だ。売り手は社長(71万5000株)とほか2株主(34万9000株と31万6000株)で、代金は売り手に入る。

オーバーアロットメント分

需要が強ければ、みずほ証券は株主から借りた最大37万2000株を売り出すこともできる。HENNGEは、これに見合う最大37万2000株の新株をみずほ証券に割り当てる第三者割当を決議済みで、払込期日は11月11日。株数は減ることがあり、発行そのものが行われない場合もある。みずほ証券は借りた株式を返還するため、11月6日まで市場で株式を買い付けることができる。発行済み株式数は2026年9月30日時点で3250万600株。公募後は3360万600株、第三者割当が全て引き受けられれば3397万2600株となる。

プライム市場への移行

東証はグロースからプライムへの市場区分変更を承認したが、移行はまだ完了していない。価格決定は10月13日から15日の間で、仮条件はその日の終値の0.90~1.00倍。純資産が50億円にどの程度不足しているかは、発表資料に記載がない。