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保険3社、中央自動車工業株350万株を売却

損害保険会社2社と生命保険会社1社の金融機関株主3社が、日本の持ち合い株解消が続く中、自動車化学品メーカーの株式354万8600株を売却、供給増を和らげる自己株式取得も同日決議

2026年8月28日2分で読める中央自動車工業8117
工場のフロアに置かれた自動車用化学薬品のドラム缶と、手前で行われる白紙株券の名義譲渡を描き、保険会社による株式売却を象徴するイラスト

東京証券取引所スタンダード市場上場の自動車ボディコーティング剤やアルコール検知器の製造、自動車部品販売を手掛ける中央自動車工業は8月28日、取締役会で普通株式354万8600株の売出しを決議したと発表した。株式はすべて、政策保有株式を解消する3社の金融機関株主によるもので、損害保険会社が176万7400株、別の損害保険会社が108万3400株、生命保険会社が69万7800株を売り出す。

引受売出しにおける売出人
主幹事証券が別途売却する最大53万2200株のオーバーアロットメント分を除く。
売出人の種類売出株式数
損害保険会社(1)1,767,400
損害保険会社(2)1,083,400
生命保険会社697,800

同社は、政策保有株式の縮減に向けた日本全体の取り組みが続く中で保険各社の売却意向を確認したとし、今回の売出しを株主基盤の多様化や知名度向上の機会と位置付けた。主幹事証券は需要動向に応じて増減・消滅しうる最大53万2200株の借入株式をオーバーアロットメントにより追加売却する可能性があり、代替株式の買付けを行う権利の行使期限は10月9日までとしている。

売出価格は未定で、9月7日から10日までのいずれかの日に、当日の東京証券取引所における終値の0.90倍から1.00倍の価格で決定される予定。株式供給の増加を相殺し株主還元を支えるため、同社は同日、自己株式の取得を別途決議したことも開示した。

売出人のうち生命保険会社および別の既存株主は、発行価格決定日から売出しの受渡開始日後180日目までを対象とする180日間のロックアップに合意しており、この期間中は主幹事証券の同意なしに追加の株式売却を行うことができない。また同社自身も、この期間中は新株を発行しないことに合意した。売出価格の決定結果や株価への影響はまだ判明していない。