『パズル&ドラゴンズ』を手がけるガンホー・オンライン・エンターテイメント(東証:3765)は、2026年8月31日付で関東財務局に提出した臨時報告書で、SON Financial合同会社が保有する同社株式の23.29%全てをソニー・ミュージックエンタテインメント・インクが取得する予定であることを開示した。
今回の異動は、2026年6月30日時点のガンホー株主名簿における総議決権数51万5463個に対する12万65個の議決権を対象とする。ソニー・ミュージックエンタテインメントは現時点でガンホー株式を保有しておらず、取引完了後はSON Financialの持分がゼロとなる。本件取得は2026年12月30日に実行される予定だが、ガンホーはこの日付を暫定的なものとしている。提出日時点でのガンホーの資本金は53億3800万円、発行済株式総数は5316万1416株だった。
| 株主 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| ソニー・ミュージックエンタテインメント・インク | 0 voting rights (0%) | 120,065 voting rights (23.29%) |
| SON Financial合同会社 | 120,065 voting rights (23.29%) | 0 voting rights (0%) |
今回の株主異動は、ガンホー取締役会が2026年8月28日に承認した資本業務提携契約に伴うものだ。同契約の下、ガンホーは、取得後のソニー・ミュージックエンタテインメントの持株比率を22.65%未満に押し下げるような株式の発行・処分を行う前、および今回の提携に重大な支障を及ぼす第三者との事業提携の開始・終了を行う前に、同社の書面による同意を得なければならない。ソニー・ミュージックエンタテインメントは、自らの持株比率を維持するための新株引受権も取得する。これらの規定の大部分は取引完了時に発効し、ソニー・ミュージックエンタテインメントの持株比率が後に15%を下回った場合は無効ではなく効力が停止される。ただし、株式発行に関する事前同意義務はこの閾値にかかわらず適用される。
ガンホーはガバナンスへの影響について「軽微」と説明し、今回の取り決めは上場企業としての独立性を尊重するものだとしている。12月の取引完了までは何も確定しておらず、SON Financialの退出とソニー・ミュージックエンタテインメントの参入はいずれも予定されている段階であり、まだ完了していない。
