東証スタンダード市場に上場し、パチンコ・パチスロ機向けグラフィックス処理チップで知られる半導体メーカーのアクセル(6730)は2026年9月28日、東京証券取引所に対し、5月11日に公表した業績予想及び配当予想を取締役会で修正したと発表した。同社は2027年3月期の連結売上高を、従来予想の150億円から36%増の204億円、営業利益を従来予想の12億円から90.8%増の23億円、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想の9億円から91.0%増の17億円とそれぞれ見込んでいる。
| 項目 | 前回予想(5月11日) | 修正予想(9月28日) | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥15.0bn | ¥20.4bn | ¥14.7bn |
| 営業利益 | ¥1.2bn | ¥2.3bn | ¥1.7bn |
| 経常利益 | ¥1.3bn | ¥2.4bn | ¥1.8bn |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | ¥0.9bn | ¥1.7bn | ¥1.2bn |
利益の50%を配当する方針を掲げるアクセルは、通期配当予想を1株41円から79円に引き上げた。前期の配当実績57円を上回る水準となる。修正後の配当額は、修正後の利益予想に基づく配当性向で50.1%となる。
同社は今回の上方修正の要因として2点を挙げている。まず、パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIの販売個数について、新台の年間販売台数見通しを当初想定の135万台から145万台に上方修正したことに伴い、当初計画の31万個から約35万個に販売見通しを引き上げた。また、メモリモジュールについては、リユース比率が当初想定より低下する見通しとなったことから販売数量が増加すると見込んでおり、加えて生成AI需要の拡大に伴う世界的なメモリ価格の高騰により一部製品の製造原価が上昇しているとしている。これを受けて同社は販売価格を見直しており、この結果、売上総利益率は1.4ポイント低下し27.9%となる見通しながら、売上高は増加する見込みだ。販売費及び一般管理費についても、次世代製品向けの新規開発費や業績連動賞与の引当額増加を反映し、6.6%増の34億1000万円に修正した。
