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政策ウォッチ

政府、旭有機材への39億円半導体補助金に年6.2%賃上げを条件付け

経済産業省は旭有機材の118.1億円規模の半導体バルブプロジェクト向け成長投資補助金を39億円に上限設定し、補助対象事業に従事する従業員1人当たりの平均総支給額を、新たな生産設備が稼働する2029年から2032年まで年6.2%引き上げることを条件とした

執筆:Tokyo Brief Desk2026年9月18日1分で読める旭有機材4216
工業用の作業台に並べられた、半導体製造装置向けの精密バルブ。

東証上場の化学・産業材メーカーである旭有機材(TSE: 4216)は、流量制御と低発塵技術を基盤とする半導体製造装置向け精密バルブの開発・生産・販売について、総額118.1億円のプロジェクトに対する政府支援を獲得した。この採択は、経済産業省が運営する中小企業の生産性向上・賃上げ促進のための大規模成長投資補助金の枠組みによるもので、2026年9月18日付の開示資料で明らかになった。

118.1億円のプロジェクト総額に対し、補助金の上限は39億円となる。この金額は確定的なものではなく、同社は、事業期間中の投資実績や資金の配分状況、事業完了後に実施される検査の結果によって、実際の交付額が変動する可能性があるとしている。

補助金には賃上げ条件が付されている。旭有機材は、新設する生産設備が稼働を開始する2029年3月期から2032年3月期にかけて、補助対象事業に従事する従業員1人当たりの平均総支給額を年6.2%引き上げることを確約した。生産設備の稼働開始は2029年3月期であるため、同社は今期の業績への影響はないとしており、この見通しに変更が生じた場合は速やかに開示するとしている。