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メディアスホールディングス、5期連続でリース債務開示を過小と訂正

医療機器販売会社が同日付で提出した5期分の訂正報告書で、2020年半ばから2025年半ばにかけて開示リース債務が毎年過小だったことが判明、うち1期は10億円超の差

2026年9月3日2分で読めるメディアスホールディングス3154
訂正後のリース債務額を象徴する上昇する棒グラフの線を重ねた、医療機器物流倉庫のイラスト

医療機器・介護用品販売の持株会社であるメディアスホールディングス(東証:3154)は、2026年9月3日、同日付で有価証券報告書の訂正報告書を5期分まとめて関東財務局に提出した。各訂正報告書は2021年6月期から2025年6月期までのそれぞれ異なる事業年度を対象とし、いずれも同じ注記―解約不能なオペレーティング・リース契約に基づく未払い債務の額―を書き換えている。

5期のいずれにおいても、当初開示された金額は訂正後の金額を大きく下回っていた。直近の2025年6月期については、メディアスホールディングスは未払いリース債務を4億8560万円と開示していたが、訂正後は25億8000万円となる。差が最も大きいのは2024年6月期で、4億9020万円から26億3000万円に訂正された。

事業年度末別のリース債務訂正額
各事業年度末における解約不能オペレーティング・リースの未払い債務額(当初開示分および2026年9月3日付訂正後の金額)
事業年度末当初開示額訂正後の金額
2021年6月30日¥224.0mn¥993.8mn
2022年6月30日¥138.3mn¥1.82bn
2023年6月30日¥130.7mn¥1.36bn
2024年6月30日¥490.2mn¥2.63bn
2025年6月30日¥485.6mn¥2.58bn

同じ5件の訂正報告書では、他の注記事項も修正されている。借入金の担保に供された資産は5期すべてで修正され、その担保に対応する担保付債務の金額―直近2期分の報告書のみに記載されていた項目―も、当該2期分について修正された。当初の保証債務一覧から漏れていたグループ内の医療機器販売子会社1社に係る保証債務は、2022年6月期以降の全訂正報告書に追加され、直近の2025年6月期では7500万円として再び記載されている。設備投資総額も変動しており、2024年6月期については開示額が24億7000万円から34億1000万円に増加したが、その増加分はほぼすべて全社セグメント内のものであり、中核事業である医療機器や介護用品事業には及んでいない。

5件の訂正のいずれも、投資家が最も注視する数値は書き換えていない。各報告書のセグメント表は訂正前後で売上高・セグメント利益とも同一であり、変更されているのは設備投資、リース、担保、保証に関する項目のみである。今回の訂正では、リースに関する注記がなぜ長期間にわたって誤っていたのか、また毎年同じリース契約が単純に集計から漏れていたのかどうかについて、説明は一切示されていない。5件のうち最も古い当初報告書は2021年9月に提出されており、今回の訂正提出まで5年に満たない期間が経過している。