K891によるレオパレス21(8848)への株式公開買付け(TOB)が成立した。公開買付報告書によると、株式と新株予約権を合わせた応募総数は株式換算で2億704万4870株(株式2億699万9370株、新株予約権4万5500株分)となり、買付予定数の下限である1億5871万6000株を上回ったため、K891は応募分のすべてを買い付ける。買付期間は9月15日から10月30日までで、K891は10月31日に東京証券取引所で結果を公表したとしている。(Tokyo Briefの過去の記事)
支配権の異動は決済時
支配権はまだ移動していない。レオパレス21が11月2日に提出した臨時報告書によると、決済が行われた場合に限り、決済開始日の11月9日付でK891が同社の親会社となる。K891の完全親会社であるK892も親会社に該当することになる。決済後、K891は総議決権の63.35%にあたる207万448個の議決権を保有する見通しだ。K891とK892はいずれも東京都内の同じ所在地と同じ社長を記載しており、事業内容を株式の取得、保有および処分としている。
同報告書では主要株主の異動も記載されている。K891が新たに主要株主となる一方、議決権50万5076個(15.45%)を保有する現在の主要株主1社が主要株主から外れる。
異なる2つの比率と分母
63.35%という比率は、2026年3月31日時点の発行済株式総数に行使可能な新株予約権と自己株式を調整した株式数を基準に算出されている。一方、K891の報告書は買付け後の所有割合を81.45%と記載している。この数値は特別関係者が保有する議決権59万1882個を加算し、わずかに異なる議決権数を分母としている。2つの数値は算出目的が異なり、単一の持分比率として捉えるべきではない。
レオパレス21の臨時報告書とK891の公開買付報告書には、レオパレス21の上場維持や資本構成に関する今後の方針は記載されていない。
