福島県に本店を置き東証プライムに上場する東邦銀行(8346)は、2026年5月15日に公表した2027年3月期の業績予想を大幅に上方修正した。親会社株主に帰属する連結当期純利益は160億円となる見通しで、5月時点の予想130億円から23.1%増加する。1株当たり当期純利益は52円03銭から64円01銭に上昇する見込みだ。
| 項目 | 従来予想(2026年5月15日公表) | 修正予想(2026年9月25日公表) |
|---|---|---|
| 経常収益(通期) | ¥104.2bn | ¥147.2bn |
| 経常利益(通期) | ¥19.6bn | ¥23.8bn |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | ¥13.0bn | ¥16.0bn |
| 1株当たり当期純利益(通期) | ¥52.03 | ¥64.01 |
| 年間配当金(1株当たり) | ¥21.00 | ¥26.00 |
上方修正は上半期に集中している。2026年9月までの中間期の連結経常収益は835億円となる見通しで、当初予想の517億円から61.5%増加する。中間純利益は81億円となり、37.3%の増加を見込む。前年同期の中間純利益62億7100万円、2026年3月期通期の純利益123億5300万円と比較すると、今回修正した通期目標は前期実績を大きく上回る水準となる。
修正の理由について同行は、銀行単体の貸出金利息や有価証券利息配当金等が当初予想を上回る見込みとなったためと説明している。単体の通期純利益予想も130億円から162億円に引き上げられ、24.6%の増加となる。
同日、東邦銀行は2027年3月期の配当予想も引き上げた。中間配当・期末配当はともに2円50銭増額してそれぞれ13円とし、年間配当は5月公表の21円から26円に、前期実績の17円を上回る水準となる。同行は、この増配により親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向は40.6%となり、目安とする配当性向40%に沿う水準になるとし、株主還元の充実を長期経営計画「TX PLAN 2030」における3本柱の一つに位置付けている。なお中間配当の正式決定は2026年11月6日開催予定の取締役会で行われる。
