SUMCOは2026年8月20日、台湾株式市場でフォルモサ・サムコ・テクノロジー(FST)株式の一部売却を完了し、台湾の半導体ウエハーメーカーである同社への議決権比率を38.0%に引き下げた。これはFSTをSUMCOの連結対象にとどめるために必要な水準を下回るため、台北に登記されたこの供給会社は持分法適用会社に移行する。
今回の売却はSUMCOの子会社であるSUMCO TECHXIVが台湾株式市場で実施した。SUMCOが関東財務局に提出した臨時報告書によると、売却直前の保有議決権は157,742,849個(40.7%)で、取引後は147,382,862個(38.0%)に減少した。一方、SUMCOが2月19日に売却計画を最初に公表した際の適時開示では43.2%という起点が示されていたが、これは今回の取引直前の保有比率ではなく、計画が最初に開示された時点での持分比率を反映したものだ。両開示とも売却後の比率については38.0%で一致している。
| 開示 | 売却前 | 売却後 |
|---|---|---|
| EDINET臨時報告書(本取引直前の保有比率) | 40.7% (157,742,849 voting rights) | 38.0% (147,382,862 voting rights) |
| TDnet適時開示(2026年2月19日の当初計画公表時点の保有比率) | 43.2% | 38.0% |
会計処理上、SUMCOは実際の取引日である8月20日ではなく、みなし取引処理を用いて、第3四半期末にあたる2026年9月30日付でこの変更が発生したものとして扱う。これ以降、FSTの業績はSUMCOの連結財務諸表に全面連結ではなく持分法により反映される。SUMCOは、当期の業績への影響について現在精査中であり、重要な事項が判明した場合は改めて開示するとしている。
FSTの資本金は38億7800万台湾ドルのままで、台北を拠点に半導体シリコンウエハーの製造・販売を続けている。同社は台湾のフォルモサ・プラスチックス・グループとの合弁会社であり、SUMCOは出資比率の変更後も両社が生産・販売面での協業を続けるとともに、FSTの企業価値向上に資する最適な資本構成の検討を継続すると述べた。すでに実施済みの変更として、FST取締役会に占めるSUMCO関係者の取締役数が1人減少している。
