SMC(空気圧機器・ファクトリーオートメーション機器メーカー、東証上場)は、取締役会が自社株買いのために設定した500億円の予算のうち94.6%を既に消化した。これは、同社が2026年9月4日に関東財務局へ提出した、金融商品取引法に基づく月次の自己株式取得状況報告書で明らかになった。同枠の残存期間が約7カ月であることを踏まえると、このペースは注目に値する。
取締役会は2026年5月14日に同計画を承認し、取得上限を普通株式80万株・500億円、取得期間を2026年5月20日から2027年3月24日までと定めた。8月末までにSMCは68万1100株を取得し、累計取得額は473億1000万円に達した。これは株数上限の85.1%、金額上限の94.6%に相当する。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 取締役会決議(2026年5月14日) | 80万株/500億円 |
| 取得期間 | 2026年5月20日~2027年3月24日 |
| 2026年8月の取得実績 | 19万2600株/140億円 |
| 累計取得実績(2026年8月31日時点) | 68万1100株/473億1000万円 |
| 枠に対する進捗率 | 株数ベース85.1%/金額ベース94.6% |
| 自己株式保有数 | 1,380,370 |
| 発行済株式数 | 63,869,359 |
8月単月では19営業日にわたり19万2600株、140億円を取得した。取得額が最も大きかったのは8月19日で、3万株を約21億4000万円で取得し、同月の他の大半の取引日の3倍を超える規模となった。
8月31日時点で、SMCは自己株式138万370株を保有し、発行済株式数は6386万9359株だった。報告書によると、期間中の自己株式の処分実績はなく、株主総会決議に基づく取得もなかった。つまり、今回の計画はすべて取締役会自身の権限に基づいて実施されている。
同報告書は金融商品取引法第24条の6第1項に基づく定例の月次開示であり、戦略方針を示すものではないため、現行の500億円の予算を使い切った後にSMCが新たな枠の設定を検討しているか、あるいは8月に見られたペースが計画終了までの残りの期間も続くのかについては言及していない。
