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グローム・ホールディングス、債務超過のNASDAQ上場太陽光発電会社の4.41%取得に5億4500万円

東証グロース市場上場の持株会社が、3期連続で債務超過に陥っている米太陽光発電設置会社に350万ドルを投じる計画で、既に取得株式について減損の可能性があると投資家に警告している。

2026年9月7日2分で読めるグローム・ホールディングス8938
屋根上の太陽光パネル設置を描いた社説的イラストで、うっすらとした赤い右肩下がりの財務グラフが重なっており、財務的に窮地にある米太陽光発電会社への日本企業の出資計画を表している。

グローム・ホールディングス(東証グロース市場:8938)は、NASDAQ上場の米住宅用太陽光発電設置会社サンパワー(SunPower Inc.)が実施する第三者割当増資の引き受けを決議し、1377万4104株を349万9999.83ドル(1ドル156円換算で5億4500万円)で取得することに合意した。割当は現地時間2026年9月14日までに完了する見込みで、完了後は同社株式の4.41%を保有する。取得資金は全額自己資金でまかなう。

サンパワー自身の財務数値は、グローム・ホールディングスが抱えるリスクを物語る。連結純資産は3期連続でマイナスとなっており、2025年12月末時点で負債が資産を上回る債務超過の状態にあった。

サンパワー、3期連続の財務悪化
グローム・ホールディングスの開示資料に基づく数値。1ドル=156円で換算。
会計年度連結純資産売上高親会社株主に帰属する当期純利益
2023-119.8億円¥13.67bn-420.5億円
2024-152.2億円¥16.96bn-88.1億円
2025-140.6億円¥46.80bn-70.8億円

グローム・ホールディングスによると、取得価格は同社の2026年3月期の連結総資産の7.5%に相当し、それだけで取引所の重要性基準に基づく開示対象となる水準だという。同社はこの取引について、新設子会社グローム・エナジーを通じてサンパワーの北米における販売・設置網を取り込み、エネルギー事業への参入を図るものと位置付けている。

グローム・ホールディングスは、自らが何を引き受けるのかを明確にしている。サンパワーは負債が資産を上回っているため、開示資料は新たに取得する株式について減損処理が必要となる可能性があるとし、減損額と時期は確定次第開示するとしている。2027年3月期のグローム・ホールディングス自身の業績への影響については、現在精査中だとしている。サンパワーが実施する総額2620万ドルの増資には、クライナー・パーキンスのジョン・ドーア会長のファミリーオフィスであるフォリス・ベンチャーズが中心的な出資者として参加している。