グローム・ホールディングス(東証グロース市場:8938)は、NASDAQ上場の米住宅用太陽光発電設置会社サンパワー(SunPower Inc.)が実施する第三者割当増資の引き受けを決議し、1377万4104株を349万9999.83ドル(1ドル156円換算で5億4500万円)で取得することに合意した。割当は現地時間2026年9月14日までに完了する見込みで、完了後は同社株式の4.41%を保有する。取得資金は全額自己資金でまかなう。
サンパワー自身の財務数値は、グローム・ホールディングスが抱えるリスクを物語る。連結純資産は3期連続でマイナスとなっており、2025年12月末時点で負債が資産を上回る債務超過の状態にあった。
| 会計年度 | 連結純資産 | 売上高 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|
| 2023 | -119.8億円 | ¥13.67bn | -420.5億円 |
| 2024 | -152.2億円 | ¥16.96bn | -88.1億円 |
| 2025 | -140.6億円 | ¥46.80bn | -70.8億円 |
グローム・ホールディングスによると、取得価格は同社の2026年3月期の連結総資産の7.5%に相当し、それだけで取引所の重要性基準に基づく開示対象となる水準だという。同社はこの取引について、新設子会社グローム・エナジーを通じてサンパワーの北米における販売・設置網を取り込み、エネルギー事業への参入を図るものと位置付けている。
グローム・ホールディングスは、自らが何を引き受けるのかを明確にしている。サンパワーは負債が資産を上回っているため、開示資料は新たに取得する株式について減損処理が必要となる可能性があるとし、減損額と時期は確定次第開示するとしている。2027年3月期のグローム・ホールディングス自身の業績への影響については、現在精査中だとしている。サンパワーが実施する総額2620万ドルの増資には、クライナー・パーキンスのジョン・ドーア会長のファミリーオフィスであるフォリス・ベンチャーズが中心的な出資者として参加している。
