大韓航空は9月30日に関東財務局へ提出した半期報告書で、2026年6月30日までの6カ月間の純損益が5664億ウォンの赤字(前年同期は9071億ウォンの黒字)だったと報告した。売上高は9.3%増の13兆8900億ウォンだったが、営業利益は61.3%減の3103億ウォンだった。
燃料費と為替が増収効果を打ち消す
報告書は営業利益減少の主因として、航空燃料価格の上昇と為替変動に加え、空港使用料と減価償却費の増加を挙げている。燃料費は2025年上半期の3兆4300億ウォンから4兆7400億ウォンに増えた。営業損益より下の段階では、税引き前損益が1兆2300億ウォンの黒字から6863億ウォンの赤字に転じた。同社はこれを、営業収益性の低下と、ウォン安に伴う多額の外貨換算損失によるものとしている。
損失は均等に配分されたわけではない。純損失5664億ウォンのうち、2661億ウォンが大韓航空の株主に、3004億ウォンが非支配株主に帰属する。アシアナ航空単独では、グループ内取引の消去前で、半期の連結純損失が6588億ウォン、営業損失が4086億ウォンだった。大韓航空はアシアナ航空の株式63.88%を保有する。
薄くなる財務基盤
リース負債を含む借入総額は6月末に24兆6500億ウォンとなり、12月末から2兆1600億ウォン増えた。このうちリース負債が13兆6700億ウォンを占める。報告書は、負債総額の増加は主に航空機関連の借入金とリース負債、および航空券販売に伴う前受金の増加によるもので、資本の減少は純損失と前期分の現金配当の支払いによるものだとしている。
| 項目 | 2026年6月30日 | 2025年12月31日 |
|---|---|---|
| 借入総額 | 24兆6466億ウォン | 22兆4881億ウォン |
| 負債比率 | 390.69% | 339.90% |
| 流動比率 | 58.69% | 64.38% |
| 自己資本比率 | 20.38% | 22.73% |
流動負債は17兆2300億ウォンと、流動資産の10兆1100億ウォンを上回った。大韓航空の社債の条件には、ウォン建て社債について負債比率を1500%以下とする財務制限条項がある。報告書は、これによりどの程度の余裕があるかを示していない。半期の数値は未監査で、財務諸表はレビューを受けたが監査は受けておらず、経営者による分析は内部会計記録に基づいている。
アシアナ航空との合併条件
大韓航空とアシアナ航空の取締役会は2026年5月13日に合併契約を承認し、両社は翌日に署名した。大韓航空が存続会社となり、アシアナ航空のすべての資産、負債、権利義務に加え、従業員を承継する。アシアナ航空の株主には、同社普通株1株につき大韓航空普通株0.2736432株が割り当てられる。この比率は韓国の資本市場法に基づき、市場価格を基準に算定された。大韓航空は資本金が約1017億ウォン増えると見込んでいる。
韓国の国土交通部は6月25日に条件付きで承認した。報告書の期末後の注記によると、大韓航空の取締役会は8月12日、簡易合併として株主総会に代えて取締役会決議で合併を承認した。簡易合併の要件を満たすため、この手続きが可能だとしている。合併の効力発生日は2026年12月16日を予定する。国内での許認可手続きの完了後、海外の航空当局にも手続きを進める。報告書は、合併・統合の過程は複雑で多額の費用と時間を要し、予期せぬ遅れが生じたり計画どおりに進まなかったりする可能性があると警告している。具体的にはマイレージ・プログラム、ITシステム、ブランド移行、人材の維持を挙げている。
公正性確保のため、大韓航空のESG委員会が取引条件に関する特別委員会として機能し、独立した外部専門家が合併比率と算定方法を検証した。
