日本プロロジスリート投資法人(プロロジス・グループがスポンサーの物流REIT)は8月28日、資産売却、投資単位の買付け、そして両施策を反映した利益予想の上方修正という3つの関連する資本政策を開示した。
同REITは、5月末時点の入居率が50.4%にとどまっていた茨城県のシングルテナント型倉庫「プロロジスパーク常総」を87億円で売却する。想定簿価59億円との差額は約28億円だが、同REITはこの差額が最終的な売却損益とは異なるとしている。取引は10月1日と12月1日の2回に分けて決済され、買主は同意を得られるまで非公表とする。
同日、取締役会は8月31日から11月20日までの間に、発行済投資単位の1.5%に相当する最大13万口を、上限100億円で買い付けることを承認した。買付けは証券会社が一任契約に基づき市場で実施する。取得した投資単位はすべて11月30日に消却される。
同REITは続いて、常総物件の売却および関連する資産入替えによる収益を理由に、2026年11月期と2027年5月期の利益・分配金予想を上方修正した。2026年11月期の1口当たり分配金は、従来予想の1,938円から1,971円に上昇した。内訳は、通常分配金が10.7%増の1,914円、一時的な支払いではなく継続的な分配と位置付けている超過分配金は72.7%減の57円となった。
これらの動きは、物流市場の引き締まりを背景にしている。2026年5月期までの6カ月間、同REITが保有する60物件の入居率は98.0%、更新契約の平均賃料は7.0%上昇した一方、同期間の収益は前期の351億円から337億円に減少した。有利子負債は3,623億円で、レバレッジ(LTV)は40.5%だった。
