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9月の外国人延べ宿泊者数9.2%減、日本人は0.6%減

9月の第1次速報で外国人延べ宿泊者数は9.2%減、日本人は0.6%減となった。8月の改定値では中国が50.8%減となる一方、1月の標本抽出方法の変更により前年同月比の比較には留意が必要だ。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年10月30日3分で読める
国内客と外国人客の宿泊数を示す抽象的な2本立ての棒グラフの横に描かれた、鍵棚と荷物用カートのあるホテルのフロントカウンター。

観光庁の宿泊旅行統計調査(第1次速報)によると、9月に国内の宿泊施設に泊まった外国人の延べ宿泊者数は前年同月比9.2%減の1165万人泊、日本人は0.6%減の4117万人泊だった。全体の延べ宿泊者数は2.6%減の5282万人泊となった。

区分別の延べ宿泊者数
9月は第1次速報値で、11月30日に改定予定。8月は第2次速報値。前年同月比には2026年1月の標本抽出方法変更の影響が含まれる可能性がある。
月全体日本人外国人
2026年9月(第1次速報)5282万人泊(-2.6%)4117万人泊(-0.6%)1165万人泊(-9.2%)
2026年8月(第2次速報)6240万人泊(-7.2%)5001万人泊(-5.9%)1239万人泊(-12.0%)

「人泊」の集計方法と調査手法の変更

この調査は延べ宿泊者数(人泊)を集計しており、1人が3泊すれば3人泊と数える。訪問者数や到着者数の集計ではない。

同庁は2026年1月分調査から、標本抽出の層化基準を従業者数から客室数へ変更した。客室数20室以上の施設は全数調査とし、それ未満の施設は都道府県ごとに設定した抽出率で標本調査を行う。同庁は、前年同月比や前年同月差にはこの見直しの影響が含まれている可能性があるとして注意を促している。

9月の数値は初期の速報値でもある。10月13日までに回収された調査票(有効回収率30.8%)を基に推計したもので、11月30日に改定される予定だ。8月の数値は第2次速報値で、有効回収率は第1次速報公表時の36.5%から44.2%に上がった。

8月:国籍・出身地別の内訳

8月の第2次速報では、全体の延べ宿泊者数は7.2%減の6240万人泊だった。日本人は5.9%減の5001万人泊、外国人は12.0%減の1239万人泊となった。延べ宿泊者全体に占める外国人の割合は19.9%で、前年同月より1.1ポイント低下した。

客室数20室以上の施設について国籍・出身地別に見ると、首位は台湾の199万人泊(16.1%増)で、中国の167万人泊(50.8%減)、韓国の157万人泊(27.9%増)、米国の100万人泊(5.6%増)、香港の59万2120人泊(12.3%増)が続いた。上位5カ国・地域で外国人延べ宿泊者数の61.8%を占めた。マレーシア、ベトナム、韓国は大幅増となった。同庁は国・地域別の増減要因を示していない。北欧地域、中東地域、メキシコは2026年1月分調査から調査対象に追加されたため、前年同月比は示されていない。

減少は、同庁が三大都市圏と定義する8都府県(埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫)に集中した。三大都市圏の外国人延べ宿泊者数は15.6%減だったのに対し、それ以外の地方部は4.9%減にとどまり、外国人の延べ宿泊者に占める地方部の比率は2.7ポイント上昇した。都道府県別では京都が21.9%減、大阪が15.8%減、東京が13.4%減だった。

客室稼働率

9月の客室稼働率は前年同月を0.2ポイント下回る62.6%で、8月は64.6%だった。旅館(43.8%、5.0ポイント上昇)とリゾートホテル(60.5%、3.5ポイント上昇)は前年同月から改善した。ビジネスホテルは76.9%で横ばい、シティホテルは1.0ポイント低下の74.6%、簡易宿所は3.0ポイント低下の27.5%となった。

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