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アンソロピック、日本で提出した訂正届出書にCFデータを追加 上半期の営業CFはプラス転換

アンソロピックが日本で提出した訂正有価証券届出書によると、営業キャッシュ・フローは記載された過去の各期間がいずれもマイナスだったのに対し、2026年6月までの6カ月間は39億ドルのプラスとなった。上限35億ドルの募集計画はなおナスダックの上場承認待ちとなっている。

執筆:Tokyo Brief Desk2026年11月5日2分で読める
基準線の下から大きく上へと伸びる帳簿の棒グラフと、その横に置かれた少量の株券の束を描いた抽象イラスト。

アンソロピック・ピービーシーは、日本で提出した有価証券届出書の訂正届出書を提出し、11月2日付の届出書では一部のみの記載にとどまっていたキャッシュ・フローの数値と年度末の貸借対照表データを追加した。2026年11月5日に提出されたこの訂正届出書は、「主要な経営指標等の推移」の1カ所のみを対象としている。

表紙に記載された募集内容自体に変更はなく、記名式クラスA普通株式を対象とし、日本での募集枠は上限35億ドル(2026年10月1日現在の換算レートとして届出書に記載された1ドル=157.97円換算で5529億円)とされている。この上限額は発行価額総額の上限見込額であり、日本における実際の募集金額は条件決定日に確定する。当初の届出内容を確認したい読者は、次の記事を参照されたい――Tokyo Briefの過去の記事。

上場承認はなお未了

アンソロピックは2026年10月26日(米東部時間)、クラスA普通株式の米ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットへの上場を申請した。訂正届出書によると、有価証券届出書の提出時点ではナスダックによる上場承認は行われていない。届出書に価格条件の記載はなく、貸借対照表データのプロフォーマおよび調整後プロフォーマの欄はいずれも「未定」のままとなっている。

新たに追加された表の内容

訂正された箇所には、2023年、2024年、2025年の各通期ならびに2025年および2026年の各上半期(1〜6月)のキャッシュ・フローの要約が追加された。また、貸借対照表データでも2026年6月30日現在の欄の横に2024年12月31日現在および2025年12月31日現在の数値が追加された。訂正前の届出書には2026年6月時点の貸借対照表しか記載されていなかった。

営業キャッシュ・フローは2023年、2024年、2025年の各通期と2025年上半期にはマイナスだったが、2026年6月30日までの6カ月間は39億ドルのプラス(現金収入)となった。同上半期の投資キャッシュ・フローは172億ドルのマイナス(現金支出)、財務キャッシュ・フローは1108億ドルのプラス(現金収入)だった。

キャッシュ・フローの概要
単位:百万米ドル。12月31日に終了した各年度および6月30日に終了した各6カ月間。数値は訂正有価証券届出書の記載通りで、マイナスは現金支出を示す。
キャッシュ・フロー2023年2024年2025年2025年6月までの6カ月間2026年6月までの6カ月間
営業活動(1,627)(5,692)(2,637)(1,513)3,929
投資活動(2)(22)(3,077)(49)(17,181)
財務活動2,3207,24819,9604,749110,774

貸借対照表も同規模で変動した。現金、現金同等物および短期投資は、2024年末の31億ドル、2025年末の203億ドルに対し、2026年6月30日時点では1317億ドルとなった。償還可能転換優先株式は、2024年末の29億ドル、2025年末の298億ドルから、2026年6月時点では1575億ドルに増えた。株主欠損合計は、2024年末の98億ドル、2025年末の505億ドルから、2026年6月時点では1276億ドルとなった。

届出書は、6カ月間の業績が必ずしも2026年12月期通期やその他の期間の業績を示唆するものではないと注意を促している。訂正前の届出書にこれらの表が記載されていなかった理由について、訂正届出書には説明がない。